Dreaming variations


『Dreaming』は衆知の通り、北朝鮮をモデルにした架空の国が舞台になっています。「・・・何で北朝鮮にしちゃったんだろう」「・・・もっと適当な地域はあっただろうに」と思ったので、ちょっと世界各地を舞台にしてバリエーションを作ってみました。
(special thanks Akihiko.W)

 注:あくまでもジョークです。そこんとこよろしくお願いします!
   (下に行くほど過激です。不快感を感じられた場合は、
   即行引き揚げて下さいお願いしますお願いします。)


■北欧 de Dreaming■
森と湖に囲まれた小国フィンランドは、スウェーデンとロシアの大国に翻弄され続けてきた。特に旧ソ連の弾圧は凄まじく、やっとの思いで独立した国家は徹底的な国粋主義へと転じていた。共産政権が崩壊し、フィンランドに復興政権を建てようと旧ソ連の陰謀の手が迫り――!

寛美:工作員の素質ありと認められ、ソ連の研究所に連行されかけたところを一家で亡命した少女。・・・で、出来ればスラブ系で。
鈴華:祖母は最北端のジプシー。やはりスラブ系がいいな・・・金髪は似合わんよ。
双子:母は元レジスタンス。ここは・・・アングロサクソンでもいいかな・・・。
飛竜:ロマノフ王朝の末裔。無論プラチナブロンドで(爆)。
紅凰:チェルノブイリ原発事故で流れて来たウクライナ難民。
デイビー:素敵なアラブ富豪。(いや、アメリカ人のままでもいいんだけど・・・。)

・・・ある意味オリジナル版よりはまってるのが嫌なとこです。キャラが全体的に脱色されているのが最大の特徴でしょうか・・・。ちなみに、デイビーは無論ターバン着用。


■ポーランド de Dreaming■
東ヨーロッパの小国ポーランド。ドイツやロシアなどの大国の侵攻を常に受け続けたこの国では、レジスタンスが発達していた。他国からの影響を最低限に押さえようと外国人に弾圧を加える国家に、行き場を無くした少女達は・・・。

寛美:ネオナチの研究施設に送られるところだったユダヤ人。黒髪であって欲しいな・・・。
飛竜:滅亡したはずのポーランド王家の生き残り。頭茶色い可能性もアリ。
デイビー:コルシカマフィアの陽気なお兄さん。お祖父さんがゴッド・ファーザー。

後のは何となく推測可能なので省略。思いっきり歴史改竄してますが、どうも北朝鮮版よりしっくり馴染んでるのが微妙・・・。鈴華と紅凰の二人は死ぬほど「難民」と言う言葉が似合います。


■IRA de Dreaming■
イングランドとの領有問題をめぐって長年闘争を続けるアイルランド。イギリス領で生活をしていたものの、差別に苦しみ亡命を図った若き女性闘士の戦いが、今、始まる。

寛美:ロンドンのスラム出身のアイルランド人少女。IRAに入り、国家独立を目指す。・・・アングロサクソンなのかなやっぱ。
甫民:IRA幹部。王国の末裔である飛竜を旗印に、王国復興を夢見て活動中。
全大佐:SAS大佐。ベルファスト駐留で、対IRAの戦歴は英国一。
弓秘書官:SIS上層部。アイルランド人にひどい偏見と憎しみを持つ。
デイビー:トルコのナイスな富豪。とびきり軽いフットワークの持ち主。

大佐が死ぬほどはまり役。むしろ飛竜はカトリックの司教の家系でもいいのかもしれないけど・・・あ、ちなみにエバダワ姉妹はケルト人だったりしてそうですな(笑)。ちなみに囚われになった飛竜は・・・もしかしてエリザベス女王のペット・・・?(うわ)


■ハワイ de Dreaming■
ハワイ王国は滅んだ。アメリカによる統治が行われることになり、原住民達の自由は奪われて久しい。島内に軍事施設を建設し、その実験の為に利用されることになった王国の末裔の少年そして少女達は・・・。

寛美:IQ200を弾き出し、軍の特殊工作員予備員にされた少女。
飛竜:ハワイ王家の流れを汲む、過激派の旗印。
大花:代々続く、フラダンスの名手。ジュニア・フラのクイーンに選ばれてたり。
デイビー:タイ傍流王家の子息。世界中に顔が利く。

フラダンスですよフラダンス。「遊び組(悦び組と同じです)」に変装する感覚で、フラダンス踊るんですよ!小魚はウクレレなんか弾いてるんですよ!うわすげー陽気な感じ!


■インディアン de Dreaming■
コロンブスによる新大陸発見以来、弾圧され続けてきたネイティブアメリカン(インディアン)。軍事施設建設や産業社会の発展により、住処を追われた彼等が遂に蜂起した――!

寛美:マサチューセッツ工科大に通う才媛。華僑とインディアンの混血。
飛竜:ハピ族の若き長。周辺の部族をまとめ、蜂起することを決心する。
紅凰:聖地と霊力を奪われて、アリゾナ中を点々と彷徨う元シャーマンの娼婦。
デイビー:香港に拠点を持つ、いかした(いかれた)華僑の富豪。

ここは紅凰がはまり役。・・・でもインディアンとアメリカンの武力抗争って現実味薄そう・・・。ここはあまり人種的なギャップはないんだけど、ただロニーだけが問題かな・・・。


■南アフリカ共和国 de Dreaming■
アパルトヘイトにより、ボーア人達に弾圧された現地人。人間としての扱いすら受けられない彼等の一斉蜂起の結末は――。

寛美:ボーア人の富豪の家で乳母をしているうちに、知識を身に付け、蜂起することに。
紅凰:なぜかエチオピアから流れ流れて来た難民。
デイビー:南阿駐在のイギリス人新聞記者。

出た黒人!出たアパルトヘイト!・・・た、ただ最大の問題が・・・白人と黄色人種以上に黒人と白人って混ざるとバレバレなんですよね・・・・・・。って言うかロニー黒人かよ・・・。


■インド de Dreaming■
急速な発展を遂げる中国と、その配下に置かれることを拒んで亡命政権を樹立したチベット。両勢力は、遂に混沌の坩堝インドで激突する!

寛美:清朝時代に国外脱出を試みたチベット族の末裔。
飛竜:次期ダライ・ラマ(笑)。
弓秘書官:パキスタン北部同盟を組んで、チベット侵攻を図る。
デイビー:スリランカに大農場を持つイギリス紳士。

・・・そうか、ロニーはやがてモヒカンに・・・(死)。地理的には近いはずなのに、相当苦しいものを感じるのはなぜでせう・・・・・。って言うかホントもはや考証も一切無視の無茶苦茶・・・。


■ロシア de Dreaming■
ロシア革命によりロマノフ王家は断絶した。だが、密かに生き残った皇女とその側近は、密かに王家復興のときを待ち望んでいた。およそ100年後、弱体化した共産政権と旧王朝派との抗争は激化の一途を辿り――。

寛美:家族を皆殺しにされて人間兵器にされる為研究所へ送られたが、偶然王家の末裔に助けられ、以後忠誠を誓う。
飛竜:アナスタシアの曾孫(うわ)。体制に反発して迫害を受ける同士を憂えている。
デイビー:ごく普通にアメリカ紳士やってて下さい・・・。

むしろファンタジー風味が強い感じですな。って言うか、ロマノフネタって使いやすいなー・・・ロニーがそもそもロシア人顔だからかな(線が細い白人)。ちなみに、類似でモンゴルが舞台のバージョンもあり。(ロマノフが亡命して来たっつ設定)


■ナチス de Dreaming■
ご存じナチスドイツによるユダヤ人のホロコーストがベース。迫害されていたユダヤ人がレジスタンスを結成して、自らの自由と平和の為に立ち上がった!

寛美:ナチスの研究所で人間兵器にされるところを逃亡し、家族を殺された少女。
鈴華:カトリックのシスター。宗教弾圧により収容所へ送られた。
飛竜:メシア再来としてユダヤ人達に信奉されている、独立活動家達のリーダー。
弓秘書官:ヒトラー。(え)
デイビー:ユダヤ人臨時パスポートを発行して救済活動に乗り出した日本人外交官(あ)。

・・・実在の人物が多いです・・・って言うか、寛美「研究所送り→逃亡」のパターンが定石ですな。


■パレスチナ de Dreaming■
えっとー・・・「アラブ系=政府派」「ユダヤ系=旧王朝派」の構図が単純かな。ただ、ユダヤ系は立ち回りが上手いんだよな・・・うちの王朝派は基本的に立ち回り下手だし(汗)。

寛美:過激派若手工作員。爆発物処理専門。
飛竜:カトリック大司教の末裔。ユダヤ信仰の中枢。
デイビー:ちょっと粋なイギリス人紳士。

逆だと寛美がチャドル被ることになるんだよな・・・・・・。いや、ロニーの司祭のカッコは問題なし。


■アルカイダ de Dreaming■(待て)
ここまで来たらやるしかない(やるな)。立場的にはどう考えても寛美達がアルカイダ(誰か止めろ)。と言うことはあれですねやっぱ。

飛竜:ウ●マ・ビン・ラ●ィン(死)。
弓秘書官:ブッ●ュ大統領(核爆)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブラック過ぎて何もいえないよわたしゃ(じゃ言うなよ)。


■他にも■
「南米編 スペインvs.インカ帝国(見所:黄金に埋もれるロニー)」
「北海道編 松前藩vs.アイヌ(見所:女シャクシャインな寛美)」
「台湾編 中国政府vs.台湾政府(見所:全大佐の五星紅旗)」
「オーストラリア編 イギリス系移民vs.アボリジニ(見所:イースター島難民エバとダワ)」
「中近東編 周辺諸国vs.クルド人(見所:ターバンなサーディン)」
「スペイン編 スペイン政府vs.バスク地方(見所:大花のフラメンコ)」
とか言う笑うに笑えないネタが世の中いっぱいでした。



・・・・・・つまるところ、それだけたくさんの民族問題が世界中にはひしめいてるってことですよね・・・上記のような諸問題が笑い話になる日はいつか来るのでしょうか・・・。(と柄にもなくシリアスで〆てみました。)
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